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hyphensプロパティ

hyphensは、行末の長い単語をハイフネーションするプロパティです。

値は「none」「manual」「auto」のいずれかを指定します。初期値は「manual」です。

hyphens
図1:ハイフネーションの例

■ハイフネーションについて

ハイフネーションとは、行末に長い単語が来るなどして単語を2行に分ける必要が生じたときに、分割された単語だとわかるようにハイフンを挿入する機能です。おもに欧文フォントで使用されます。

ハイフネーションを適切に行うルールは、言語ごとに異なり、他の正書法や組版の習慣とも互いに影響するなどの理由から、大変複雑になっています。

以下は、一般的なハイフネーションのルールです。

(1)一音節の単語はハイフネーションしない。
(2)長母音、2重母音を含む音節はその母音字の直後で区切る。
(3)短い母音に重子音が続くときは1つ目の子音字の直後で区切る。
(4)ck、ch、sh、th、ph は、1つの子音字とみなし「c-h」のような区切り方はしない。

CSS3での変更点
・hyphensは、CSS3から新しく追加されたプロパティです。
初期値 適用先 継承
manual すべての要素 あり
説明
none ハイフネーションしません。
manual ハイフネーションします。(初期値
auto ブラウザの設定に従います。
サンプルコード
hyphens: none;
hyphens: manual;
hyphens: auto;
参考文献:CSS Text Level 3外部リンク
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